パナソニック「テクノストラクチャー」ってどんな工法?全国有数の加盟店が、後悔の真実を解説!
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パナソニック独自の「テクノストラクチャー」工法。高い耐震性を実現できる工法として知られ、地震の多い日本の家づくりにおいて高い評価を得ています。その一方で、テクノストラクチャーにはデメリットや欠点はないのかが気になり、採用を迷っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、長野県内テクノストラクチャー注文住宅着工棟数・14年連続No.1の東邦建工自らが、テクノストラクチャーの家づくりにおいて語られる後悔の真実について、徹底解説します。
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パナソニックのテクノストラクチャー工法の3つの特徴
パナソニック独自のテクノストラクチャー工法は、木と鉄のそれぞれの強みを組み合わせたハイブリッド工法です。独自の技術で高い耐震性を実現し、安全で快適な住まいを長く維持できます。主な3つの特徴を詳しく見ていきましょう。
木と鉄の強みを活かす「テクノビーム」
テクノストラクチャーの強さの秘密は、木と鉄を組み合わせた複合梁「テクノビーム」にあります。横の力に弱いという木の弱点を鉄の強さで補強することで、高い強度と耐久性を実現しています。
テクノビームは、通常の木の梁に比べてたわみが少なく、経年による骨組みの変形や地震の揺れにも強いのが特徴です。地震や強風などに対する柱の引き抜き強度もしっかりと確保しています。
全棟構造計算で地震に強い家を実現
テクノストラクチャーでは、構造計算を個別のプランに合わせて1棟ごとに実施しています。法定水準を大きく上回る388項目(多雪地域では440項目)もの緻密な構造計算を行うことで、地震に対する強さを科学的に検証しているのも特徴です。
最新のテクノストラクチャーEXでは、耐震基準の1.75倍の地震力に耐える強度を確認しており、耐震等級の最高基準である耐震等級3(耐震基準の1.5倍の地震力に耐えられる強度)を上回る耐震性を確保しています。構造計算の結果は、パナソニックが「構造計算書」「構造計算保証書」として発行するので安心です。
繰り返す余震にも強い「テクノダンパー」
地震の揺れを吸収する制震システム「テクノダンパー」を採用していることも、テクノストラクチャーの大きな特徴です。強固な耐震性を誇るテクノビームと、このテクノダンパーを組み合わせることで、地震による建物の変形やダメージの蓄積を抑制し、繰り返す地震にも強い住まいを実現します。
テクノダンパーには、高層ビルでも使用されている、地震動による建物の変形を低減する技術(座屈拘束技術)が採用されており、地震時の変形を大幅に防ぐ効果が期待できます。
テクノストラクチャーの家づくりのデメリットは?よく語られる後悔の真実
テクノストラクチャーはメリットが多くありますが、残念ながらデメリットがまったくないわけではありません。しかし、一般的に語られるデメリットのなかには、実態と異なるものもあります。ここでは、テクノストラクチャーに関する後悔の真実を、正直にお伝えしましょう。
「一般的な住宅に比べて費用が高くなってしまった」の真実
テクノストラクチャーの家づくりにおける後悔として、よく語られるのが「費用の高さ」です。たしかに、一般的な工法に比べると費用が高くなる傾向にあります。
なぜなら、緻密な構造計算に一定の費用がかかるからです。先ほど紹介したとおり、テクノストラクチャーは、法定水準を超える388項目もの構造計算を行います。費用をかけてしっかりと計算することにより、耐震等級3を満たす、高い耐震性を実現しているのです。
なお、2025年4月の改正建築基準法施行により、これまで構造計算が不要だった木造2階建てにおいても、構造計算が義務化されました。今後は、多くの新築住宅で構造計算の費用を見込む必要が生じるため、テクノストラクチャーの割高感は薄まるかもしれません。
「間取りやリフォームに制約が生じた」の真実
テクノストラクチャーについて、「間取りの自由度が低かった」「リフォームがしづらかった」といった後悔も聞かれます。しかし、この点は必ずしも真実とはいえません。そもそも、構造計算により耐震性を確保しようとすれば、一定の柱や壁を設ける必要があります。
テクノストラクチャーかどうかに関係なく、ある程度、間取りの制約が生じるのは当然です。同様に、どんな工法であっても、取り除くことができない柱や壁は、少なからず存在します。リフォームに制約があることも、テクノストラクチャーに限った話ではありません。
むしろ、テクノストラクチャーの家は、通常の木造住宅に比べて梁の強度が高いため、梁や柱の数を減らすことができます。柱のない大空間や大開口も設けやすく、通常の工法に比べ、設計の自由度は高いといえるでしょう。
「家づくりに好きな素材を使えなかった」の真実
緻密な構造計算を特徴とする、テクノストラクチャーの家づくりでは、建築時の建材や仕様についても細かな決まりがあります。高い耐震性を実現するには、構造計算に沿った設計どおりに建築する必要があるからです。
このことから、建物を支える柱には、基準に適合する集成材のみしか使えません。そのため、「柱には国産の無垢材を使用したい」など、強いこだわりを持っている方だと、後悔につながるケースがあります。
なお、フローリングや壁のパネリングなど、内装やインテリアに無垢材を採用するのは問題ありません。
テクノストラクチャーで後悔しない家づくりは可能!4つのメリットを紹介
テクノストラクチャーには、デメリットを踏まえてもなお魅力的な、4つのメリットがあります。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
(1)家族を守る高い耐震性
テクノストラクチャーで家を建てることの大きなメリットは、耐震性に優れた住まいを実現できることです。
テクノビームによる高い耐震性と全棟構造計算により、実際に耐震等級3を超える高い耐震性を確保しています。さらに、テクノダンパーによる制震システムが繰り返す余震にも効果を発揮するので、大地震後も安心して暮らせる可能性が高いでしょう。
(2)一年中快適な高断熱・高気密住宅
テクノストラクチャーの家は、高性能な断熱材と気密性の高い施工により、外気温に左右されにくい、心地良い室内環境を維持できます。
特に、断熱性能に優れた樹脂サッシと複合ガラスの高性能窓を採用することで、建物の中で熱の出入りが最も多い窓からの熱損失を大幅に削減。これにより、冷暖房効率が向上し、光熱費の節約につながります。
さらに、高断熱・高気密性能は、結露やカビの発生を抑制し、住まいの耐久性を高めます。夏は涼しく、冬は暖かい、健康的な住環境で、一年を通して快適に過ごせます。
(3)資産価値を長く保つ長期優良住宅
テクノストラクチャーの家は、長期優良住宅の基準を満たす仕様です。そのため、高い耐震性に加えて、優れた耐久性とメンテナンス性を兼ね備えています。
長期優良住宅として認定されると、住宅ローン減税や登録免許税、固定資産税の軽減措置の期間延長など、税制面でさまざまな優遇が受けられます。
長期的な視点で資産価値を維持しやすいため、将来的に売却する際にも有利です。また、大切な家を子や孫の世代まで受け継ぐことも可能です。
(4)安心のアフターサービス体制
パナソニックと施工会社が連携した、手厚いアフターサービス体制も、テクノストラクチャーの特長です。一般的な新築住宅の初期保証が10年のところ、テクノストラクチャーでは20年の長期保証となっています。無料の住宅検査を受けるだけで20年目まで保証が継続されるため、10年目のメンテナンス費用を抑えられます。
初期保証期間後も、10年ごとの定期検査や有料メンテナンスを受ければ保証延長が可能です。東邦建工では、最長30年の長期保証を提供しています。
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長野・松本・上田エリアでテクノストラクチャーの家を建てるなら東邦建工へ!
テクノストラクチャーは、建築基準をはるかに上回る高い耐震性を実現する、パナソニック独自の工法です。緻密な構造計算と性能の高さから、通常の工法に比べて建築費用が高くなりやすいというデメリットはあるものの、断熱性やメンテナンス性の高さを考えれば、長期間住み続けたときのトータルコストは抑えられるでしょう。
テクノストラクチャーの高度な技術を活かして、理想の住まいを実現するには、地元で豊富な実績を持つ住宅会社を選ぶことが大切です。
東邦建工は、長野県内No.1のテクノストラクチャー施工実績を誇り、長期優良住宅やZEH水準を標準仕様とする高性能な家づくりを数多く手がけています。建物保証30年などの充実したサポートを提供しており、耐震性以外の面でも安心です。
長野・松本・上田エリアで、テクノストラクチャーの家づくりをお考え、ぜひ東邦建工にご相談ください。
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監修者:間 雅博(はざま まさひろ)/宅地建物取引士